気温の上昇に伴う気候変動の進行により、集中豪雨や強大な台風などの極端気象の頻度および強度が高まっていると指摘されています。
2018年に台風21号の暴風により関西国際空港連絡橋にタンカーが走錨、衝突し大きな損傷を与えた事故や2019年に台風15号が東京湾を直撃し、走錨した貨物船が南本牧はま道路へ衝突する事故などがあります。
最近では、西日本から東日本の太平洋側を中心に記録的な大雨をもたらした台風や、奥能登豪雨などの極端な豪雨災害により深刻な被害が相次いでいます。
今後も気温の上昇が続くことで、自然災害のリスクはさらに高まると見込まれています。
社会課題への貢献方針
日本は四方を海に囲まれた島国であり、豊かな海洋資源と多くの港湾を有しています。このような特性から、海運、漁業、マリンレジャーなどが盛んに行われています。しかし、その一方で日本の海では毎年多くの海難事故が発生しています。燃料を搭載した船舶が事故を起こし重油などの有害物質が海に流出すると、海洋汚染や海の生態系などの海洋環境に大きな悪影響を与えます。事故後の船舶の救助や流出した油の回収などに迅速な対応が不可欠です。
出典:海上保安庁「令和7年 海難の現況と対策」より
深田サルベージ建設株式会社 作成
出典:海上保安庁 統計資料(速報値含む)より
深田サルベージ建設株式会社 作成
社会課題への貢献方針
当社は、ISU(国際救助業者連盟)の日本メンバーとして世界各国のサルベージ会社とも連携を保っており、国外のサルベージや多国間に跨る大規模油濁防除などに対応しています。
世界に繋がる海において、船や海の安全を守るために日夜錬磨を積み活動しております。
我が国は、鉱物資源、エネルギー資源のほとんどを輸入に依存しているため、資源の価格変動や供給不足は国内の産業に大きな影響を与えます。
また、これらの資源は枯渇性資源であり、今も続くロシアによるウクライナ侵攻、中東情勢の緊張の高まりによる供給不安やアジア・アフリカ諸国の経済成長などによる需要増加により、今後世界でさらなる資源獲得競争が行われるものと考えられ、資源確保は我が国にとって喫緊の課題といえます。
鉱物資源については、当社は我が国の領海および排他的経済水域(EEZ)に豊富に存在する各資源の賦存状況調査・海底部環境調査を行っていますが、将来の資源商業化においてはさらなる有望海域の発見や遠方・大水深部での調査が必要であり、資源の揚収・運搬作業などについても、技術面・コスト面において官民一体となった研究・開発・実験が行われています。
また、我が国のエネルギー自給率は12.6%と低い水準になっており、エネルギー資源の約8割は化石燃料でそのほとんどを輸入しています。化石燃料は国際情勢によって供給が滞るリスクがあるだけでなく、地球温暖化の主な原因であるCO2を大量に排出します。
その中、化石燃料依存から脱却し国内のエネルギー供給を安定させ、CO2排出量を削減するために再生可能エネルギーの太陽光発電、バイオマス発電、そして風力発電などが注目されています。
特に高効率で電気工ネルギーに変換でき、経済性を確保できる可能性から洋上風力発電に大きな期待がもたれています。
| 海底熱水鉱床 | コバルトリッチクラスト | マンガン団塊 | レアアース泥 | |
| 特徴 | 海底から噴出する熱水に含まれる金属成分が沈殿してできたもの | 海山斜面から山頂部の岩盤を皮殻状に覆う、暑さ数cm〜10数cmの鉄・マンガン酸化物 | 直径2〜15cmの楕円体の鉄・マンガン酸化物で、海底面上に分布 | 海底下に粘土状の堆積物として広く分布 |
| 賊存海域 | 沖縄、伊豆・小笠原(EEZ) | 南鳥島等(EEZ、公海) | 太平洋(公海) | 南鳥島海域(EEZ) |
| 含有金属 | 銅、鉛、亜鉛等 (金、銀も含む) |
コバルト、ニッケル、銅、白金、マンガン等 | 銅、ニッケル、コバルト、マンガン等 | レアアース (重希土を含む) |
| 開発対象の水深 | 700m〜2,000m | 800m〜2,400m | 4,000m〜6,000m | 5,000m〜6,000m |
出展:経済産業省「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を
加工して作成
社会課題への貢献方針
風車本体・基礎構造物の輸送や設置工事からO&Mまでを行い、再生可能エネルギーの普及で社会に貢献します。
地球温暖化に伴う海洋環境の変化は、世界各地で深刻化しており、海水温の上昇や海面水位の上昇といった現象が顕著に見られます。
日本近海においても、過去100年間で平均海面水温が約1.3℃上昇しており、これは世界平均を上回る上昇率です。
海水温の上昇は、海洋生態系のバランスを崩し、水産資源の分布の変化やサンゴ礁の白化現象など生物多様性に深刻な影響を及ぼしています。
また、地球規模で進行する氷床の融解や海水の熱膨張により、海面水位は年間数mmのペースで上昇し続けています。
これにより、高潮や浸水のリスクが高まるだけでなく、低地や島嶼部では国土の喪失といった深刻な影響も懸念されています。
本来、気候の変動は太陽活動や火山の噴火など自然的な要因によって、数万年から数十万年という長い時間をかけて進行してきました。
しかし現在は、人為的な温室効果ガスの大量排出により、わずか数十年から数百年という極めて短期間で急速に進行しています。
日本近海の海域平均海面水温(年平均)の
上昇率(℃/100年)
出典:文部科学省及び気象庁「日本の気候変動2025」
地球温暖化に伴う海洋環境の変化は、世界各地で深刻化しており、海水温の上昇や海面水位の上昇といった現象が顕著に見られます。
日本近海においても、過去100年間で平均海面水温が約1.3℃上昇しており、これは世界平均を上回る上昇率です。
海水温の上昇は、海洋生態系のバランスを崩し、水産資源の分布の変化やサンゴ礁の白化現象など生物多様性に深刻な影響を及ぼしています。
また、地球規模で進行する氷床の融解や海水の熱膨張により、海面水位は年間数mmのペースで上昇し続けています。
これにより、高潮や浸水のリスクが高まるだけでなく、低地や島嶼部では国土の喪失といった深刻な影響も懸念されています。
本来、気候の変動は太陽活動や火山の噴火など自然的な要因によって、数万年から数十万年という長い時間をかけて進行してきました。
しかし現在は、人為的な温室効果ガスの大量排出により、わずか数十年から数百年という極めて短期間で急速に進行しています。
出典:海上保安庁「令和7年の海洋汚染の現状(確定値)」より
深田サルベージ建設株式会社 作成
出典:海上保安庁「令和7年の海洋汚染の現状(確定値)」より
深田サルベージ建設株式会社 作成
社会課題への貢献方針
我が国では出生数の減少と高齢化が長期的に進行しており、2040年には65歳以上人口が全人口の約35%になると推計されています。建設業においても、就業者数の減少や高齢化が進んでおり、社会資本の整備・維持を担う人材の確保が重要な課題となっています。
また、自然災害の激甚化に伴う復旧・復興対応や、社会インフラの維持・更新、大規模プロジェクトへの対応など、建設業に求められる役割は一層広がっています。
一方で、資材価格の高騰や人件費の上昇などにより、事業環境は大きく変化しており、将来を担う人材の確保・育成、技能・技術の継承、働きやすい職場環境の整備がますます重要となっています。
出典:総務省「労働力調査」より
深田サルベージ建設株式会社 作成
出典:総務省「労働力調査」より
深田サルベージ建設株式会社 作成
社会資本の老朽化は、日本の持続可能な発展にとって深刻な課題となっています。高度経済成長期に集中的に整備された道路、橋梁、上下水道、港湾などのインフラは、築後50年以上が経過し、老朽化が進行しています。整備されたインフラは永続的に機能し続けるわけではなく、時間の経過とともに老朽化が進みます。これまで整えてきた社会インフラについては、適切な維持管理を行うことで本来の機能を維持しつつ、災害への備えや被害の軽減といった観点からも、必要に応じてさらなる整備・強化を進めていくことが不可欠です。
港湾施設のように多くの構造物が水中に存在するインフラや、大型橋梁など高所に維持管理対象があるインフラでは、作業環境が厳しく、保守や修繕の作業も困難を伴います。
国土交通省では、こうした社会資本の維持・管理にかかる将来の費用を見積もっており、不具合が発生してから対応するのではなく、事前に手を打つ「予防保全」の考え方に基づくと、2048年度までの30年間で必要となる維持管理・更新費は最大で約195兆円にのぼるとされています。
社会課題への貢献方針
| 当社の取り組むべき課題 | 重要課題 | 具体的な取組例 | 指 標 | 目 標 | 実 績 | 関連するSDGs | |
| Environment | 環境保全 | 海洋汚染の防止 | 施工に伴う海洋汚染の防止 | 油流出等事故件数 | 0件 | 0件 | |
| 化学物質、産業廃棄物の適正管理 | 不適切な管理、事故件数 | 0件 | 0件 | ||||
| 海難事故での油流出事故対応 | 発生により対応 | 発生により対応 | 防油対応を含む海難事故1件 | ||||
| 温室効果ガスの削減 | CO2排出量の把握と削減検討 | CO2削減量2018年対比 | 2030年までに20%削減 | 14.7%削減 | |||
| 再生可能電力の普及 | 社内・事業所電力の切り替え | 2拠点 | 1拠点 横須賀新港基地 |
||||
| 再生可能エネルギーの普及と海洋資源開発 | 再生可能エネルギー事業の推進 | 清水建設㈱様 SEP船(BLUE WIND)の運航継続 |
洋上風力における建設関連への取り組み | 実工事経験での運航業務の技量向上 | 台湾1工事(MP基礎工・風車工) | ||
| 洋上風力専任化のPoseidon-1の運航継続 環境を考慮した洋上建設工事への参画 |
洋上風力事業の拡大への貢献 | 地盤(CPT)調査実施 洋上施設撤去実施 |
青森つがる沖、秋田由利本荘沖調査 洋上風況観測鉄塔の撤去作業 |
||||
| 海洋資源開発の推進 | 海底鉱物資源調査事業への参画 | 日本のEEZにて国が推進する調査事業への貢献 | 海底熱水鉱床、 |
6件 |
|||
| CCS(二酸化炭素回収・貯留)事業への新規参画 | カーボンニュートラル実現のためのCO2海底貯留への貢献 | CCS改訂地盤調査 サイトサーベイ |
4件 |
||||
| 自然との共生 | きれいな海を未来へ | ビーチクリーンプロジェクトなどへ協賛、参加 | 協賛、参加件数 | 2件以上 | 2件 | ||
| 生物多様性への取り組み | 沖縄さんご再生への取組み | さんご養殖施設への寄付 | 1件以上 | 1件(継続) | |||
| ブルーカーボン課題への取り組み | 省庁など取り組みへの参加 | 1件以上 | 2件 大阪府・兵庫県MOBA 環境省30by30 |
||||
| 推進団体などへの参画 | 1件以上 | ワカメ養殖関係団体協働 | |||||
| Social | 社会資本の老朽化 安心・安全かつ持続可能な社会基盤の構築 |
気候変動による自然災害激甚化への取組み | 災害でのインフラ復旧の優先 | 自治体との応援協定 | 発生により対応 | 発生なし | |
| 防災・減災インフラの構築 | 工事件数 | 3件以上 | 水門堰中の耐震補強工事など2件 | ||||
| 社会資本老朽化への取組み | 港湾インフラ整備、国土強靭化 | 工事件数 | 5件以上 | 新規ケーソン据付、港湾整備および橋梁架設など22件 | |||
| 海洋事故・遭難への取組み | 海難事故・遭難への迅速な対応 | 発生により対応 | 20件以上 | 50件 | |||
| 施工品質の確保・向上と顧客満足度の向上 | 顧客満足の追求 | 不適合施工発生件数 | 0件 | 0件 | |||
| 客先からの表彰・受賞など | 1件以上 | 7件 | |||||
| 人口減少と高齢化社会 安全で生き生きとした働きやすい職場づくり |
人権とジェンダーへの取り組み | ダイバーシティの推進 | 人権デューディリジェンスの実施 | アンケート調査実施 | 実施済み | ||
| 女性役職者比率(主任以上/陸上職員) | 10%以上 | 7.7% | |||||
| 新卒採用者女性比率(陸上員) | 15%以上 | 30% | |||||
| 男性の育休取得件数 | 2件以上 | 5件 | |||||
| 安全の確保への取り組み | 安全管理水準の維持・向上 | 物損事故発生件数 | 0件 | 0件 | |||
| 人身事故発生件数 | 0件 | 0件 | |||||
| 人財確保と育成への取り組み | 採用の推進と技術伝承 | 中途採用者数 | 5名以上 | 19名(陸上員9名、海上員10名) | |||
| 障がい者雇用率 | 2.5%以上 | 1.52% | |||||
| 健康経営への取り組み | 働き方改革の推進 | 有給休暇平均取得日数 | 10日以上 | 11.2日 | |||
| 短時間勤務制度利用者 | 2名以上 | 6名 | |||||
| 健康診断の一次/二次検診受診率 | 100% | 100%/51.4% | |||||
| 社会との絆 | 社会貢献活動 | 地域社会との共生 | 地域社会への協力 | 2件以上 | 13件 | ||
| スポーツを応援 | 2件以上 | 6件 | |||||
| 寄付・贈呈 他 | 2件以上 | 17件 | |||||
| Governance | リスクマネジメント | リスクマネジメント強化 | 重大な情報セキュリティ事故件数 | 0件 | 0件 | ||
| 安否訓練応答率(3時間以内) | 75%以上 | 76.6% | |||||
| コンプライアンス | コンプライアンスの徹底 | 重大な法令違反件数 | 0件 | 0件 | |||
| 重大なコンプライアンス違反件数 | 0件 | 0件 |